おすすめ本 驚異のボリューム『イスラム帝国夜話』タヌーヒー(森本公誠 訳) 大学生のときに、アラビア語古典の授業でタヌーヒー(10世紀の法官)の『苦難のあとの救い』の説話をいくつか訳したが、古典独特の難しさから、わずか数行の意味を捉えるのに、いろんな辞書を引いて、予習に何時間もかかったものだった。 そんな自... 2025.01.14 おすすめ本
おすすめ本 圧倒的な博識『アラブの歴史』P.K.ヒッティ(岩永博訳) 黄色い背景に「アラブの歴史」と白地赤枠でドンッと書かれているのみというシンプルすぎる表紙と、上下巻で合わせて1,500ページというとんでもないボリュームから、なかなか手に取られる機会は少なそうな本ではある。 正直、外観はつまらなさそ... 2025.01.09 おすすめ本
おすすめ本 パレスチナ文学の最高傑作『悲楽観屋サイードの失踪にまつわる奇妙な出来事』エミール・ハビービー(山本薫 訳) 購入してから何年も経ってしまったが、エミール・ハビービー『悲楽観屋サイードの失踪にまつわる奇妙な出来事』(山本薫 訳)をやっと読了した。 エドワード・サイードが「パレスチナ文学の最高傑作」と評価し、また英語版ウィキペディアによれば2... 2025.01.04 おすすめ本