【USCPA転職】面接対策、衝撃の事実

転職活動始め方

前回、転職活動のまず最初にすべきこととして情報収集と履歴書・職務経歴書の作成についての記事を書きました。今回は、それに続く記事として面接対策について書いていきます。

面接を受けた法人

私が面接を受けたのはBIG4全社です。ポジションは監査2社ととアドバイザリー2社です。監査とアドバイザリーの両方を見ていました。というのも、必ずしもどちらかかに拘っていたというわけではなく、両方に興味があり、また「受かったところが自分に合っているところ」という考えもあったため、両方を見ていました。

面接の対策

私は転職エージェントを2社利用していました。それぞれから面接対策として質問集を頂いたり、最近の面接でよく聞かれる内容などをヒアリングしていました。以下、対策の大まかな流れを書きます。

  1. 面接の想定問答集を転職エージェントから収集
  2. 想定される質問に対する回答を準備
  3. 転職エージェントに内容を添削してもらう
  4. 転職エージェントと面接練習を行う

2の回答の準備に関してが一番推敲が必要で時間がかかるところかと思います。具体的な想定質問を細かく羅列するのはここでは避けますが、一般的によく聞かれる内容に対する対策はざっくりと以下のような形になります。

  • 大学での専攻や大学時の就職活動の振り返り

まだ社会人歴が長くない場合は大学時のことも聞かれます。学生時代の就活時に話していた内容(ガクチカ、就活の軸)、またなぜ現在の会社に就職したかなども振り返っておきます。

  • USCPAの勉強に関する振り返り

USCPAとして志望するのでやはりUSCPAに関する話題は触れられます。なぜUSCPAを目指したか、USCPAの勉強で難しかったところ、工夫したところ。会計や監査法人の仕事に対する興味や考えなど、まとめておきます。

  • なぜ転職するのか、理由をまとめる

一般的によく言われることではありますが、できるだけポジティブな理由で話すのが良いと言われています。第三者が聞いても納得感のある、理屈の通った理由であることが望ましいでしょう。私は最初、正直ベースで転職の理由を用意して、それを転職エージェントに見せましたが、もっと別の言い方に変えた方が良いなど客観的なアドバイスをもらえました。

  • 自分の職務経験の棚卸

自分の職務経験を棚卸して、自分の強みや自分がどんな人なのかを知ってもらえるエピソードをピックアップします。エピソードを簡潔な構成にして、短くわかりやすく話す練習をします。こういうエピソードトークは、少なくとも1回は口に出して話してみるのが良いと思います。1度話しておくのとそうでないのとでは、本番でのスムースさがまったく異なるので。

  • 志望動機の準備

これは各会社の下調べが必要になってくる点です。各会社の特徴、違い、また業績や強みをしっかりとまとめておきましょう。またこういった下調べは、逆質問の準備にも繋がります。時間がかかるところではありますが、入念に行うのがよいでしょう。

いざ面接、衝撃の事実

BIG4の面接を受け、結果的にほとんどの会社がそうだったのですが、面接時間60分の内、自分のことについて聞かれる時間は最初の15-20分程度であり、残りの40-45分は逆質問の時間だったのです!

もちろん面接に挑むにあたり逆質問の準備はしていましたが、そこまで多くの時間が逆質問に充てられるとは思っていませんでした。事前準備にかけていた時間も、その多くを自分のことを話す練習に充てていました。こんなにも逆質問の時間が多いとは思っていなかったので、私にとっては想定外の衝撃の事実でした。

このことから想定されるのは、面接で面接官が見ている点としては、以下のようなことではないでしょうか。

  • 逆質問の準備や下調べという事前準備をしっかりと行っているか?

面接官には、逆質問の準備の多さが志望動機の強さと見えるかもしれません。また、どこまで自分で仮説をもった上で働くイメージをしているかという点が問われているのではないでしょうか。逆質問で、仮説・検証の能力が見られているのかもしれません。

  • 円滑なコミュニケーションがしっかりととれるかどうか?

逆質問を用意して順番にその質問をしていけばOKというほど単純なことではないとは思います。ただ質問を用意して投げかけるということを機械的に連続的に行うだけではコミュニケーションとは言えません。仮説をもって質問をして、回答を受け、それに対してコメントをし、次の質問につなげるというのを自然な流れで行う。そういったコミュニケーション能力を見られているのではないかと思いました。

  • 入社後にGAPなく働いてほしい

40-45分の逆質問を終えたあとの志望者にとって理想的な状態としては、「十分に働き方がイメージでき」、「入社後も大きなGAPはなさそう」という状態になることだと思います。また、疑問点・不明点もなくなって、働くイメージがしっかりできた上で、入社するということが志願者にとっても、会社にとっても、メリットがあることです。せっかく時間をかけて採用してもすぐにやめてしまっては意味がありませんから。よって、面接官としても「入社後にGAPなく働いてほしい」という考えもあるのではないでしょうか。志願者にとっては、面接に合格することも大切ですが、入社する会社を選ぶ上でも貴重な時間になりますので、やはりしっかりと準備をしていくことが有意義ですね。

まとめ

この記事では、私が行った面接対策や実際に面接を受けての感想を記載しました。

逆質問の時間の多さは私にとって衝撃でしたので、皆さんは十分に心構えと対策をした上で挑んでいただければと思います.

この記事が少しでも参考になりましたら幸いです。それでは。

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