【FAR1】債権の譲渡
債権の譲渡は、①売却と②担保付借入の2種類があります。
債権の譲渡が①売却となるには、債権に対する支配を放棄していなければなりません。
支配を放棄した状態となる3条件は次の通りです。
- 譲渡資産が譲渡人から隔離(isolated)していること
- 譲受人が担保提供・交換の自由(free)を獲得している
- 買戻し(repurchase)または償還条項(redeem)が存在しないこと
TBSで条件すべてを選べというような問題が想定されます。
覚え方は「愛は自由に買戻せない」です。愛はisolatedのアイです。
【FAR1】棚卸資産の原価算入
棚卸資産は、本体価格に加えて販売に必要な支出は原価に算入します。
具体的には次のような例があります。
- 仕入れ運賃(freight-in)
- 保険(insurance)
- 保管のための倉庫費用(warehousing)
覚え方は「インポ・ハウス」。
「イン(in)、ポ(保)、ハウス(housing)」ですね。
もう一瞬で覚えましたね。
【FAR2】有形固定資産の原価算入
有形固定資産も原価算入する項目があります。
7つも例がありますので効率よく覚えてしまいましょう。
- 運賃(freight-in)
- 運送中の保険(insurance cost)
- 設置コスト、試運転コスト(installation cost、testing cost)
- 建設中の金利(interest cost)
- 不動産業者への手数料(finders’ fees)
- 建設に先立っての、既存構築物の除去(cost of razing structures)
- 資産除去コスト(asset retirement cost)
覚え方は「インフォ・テスティファイ除去(info-testify除去)」です。
まず、inが4つ(freight-in, insurance, installation, interest)で、インフォ(in フォー)。
テスト(testing)とファインダー(finders’)でテスティファイ。
建設前の除去と建設後の除去の2つは、あわせて「除去」としてしまう。
こういう覚える項目の多いものこそ、無理やりでもなにかゴロ合わせっぽいものを作って覚えてしましましょう。べつにうまいゴロ合わせでなくても、自分にとって覚えやすければ、何でもいいのです。
【FAR2】ファイナンス・リースの要件
借り手のリースは、ファイナンス・リースとオペレーション・リースがあります。
ファイナンス・リースとなるのは、次の5つの要件のいずれかを満たす場合です。
これも要件が5つもありますので、なんとか小さくして覚えてしまいましょう。
- リース終了時、原資産の所有権が借手に移転する(transfer ownership)
- 原資産の購入権が借手にあり、購入権の行使が確実である(purchase option)
- リース期間が耐用年数の大部分(75%以上)を占める
- リース料+残価保証額の合計の現在価値が原資産の時価と同等(90%以上)
- リース終了時に、貸手が原資産を転用できない(no alternative use)
覚え方は「きな粉ネック、毛は転用できない」です。
「きな粉」は期間が75%、すなわち「き(期間)なこ(75)」です。
「ネック」は値段が90%、すなわち「ネッ(値段)ク(90)」です。
「毛は」は権利(購入権)と渡る(所有権の移転)を略していて、「毛(権利)は(渡る)」です。
最後に、「転用できない」は、そのまま「転用できない」です。
なんだか無理やりなように思えますし、最終的に出来上がる文も日本語としてイメージしづらい、、、。
でもそれでいいのです。逆にその違和感が覚えやすさに繋がったりするのです。
とにかく、きれいな文でなくてもよいので、自分で何か覚える方法を考えてみるのが良いと思います。
こういうのも、勉強を楽しむコツだったりします。楽しんで覚えてしまいましょう。
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