【USCPA】大反省、FARの勉強方法を振り返ってみた

FAR勉強法

先日、無事USCPAの全科目に合格しました。

経理経験もそれほどない中で、仕事をしながらの勉強には大変苦労しましたが、多くの先輩方のUSCPA勉強ブログに助けられました。私も誰かの参考になればと思い、ここに勉強方法を記させて頂きます。

【FAR】勉強開始時の会計知識と英語力

  • 簿記3級を取得
  • 簿記2級は一通り勉強したものの、試験は受けていない
  • 大学では会計・経理に関する単位はゼロ
  • 英語力はTOEIC 860程度
  • 仕事で英語を使用することもあった
  • 会計・経理業務は未経験

USCPAの勉強を始める前、簿記2級を受験しようと思い、市販の「スッキリわかるシリーズ」のテキストを一通り読んでおりました。しかし結局USCPAの勉強を始めたい気持ちが強かったので、簿記2級を受験する前に、USCPAの勉強に切り替えました。このときざっくりとではありますが簿記2級の知識が頭の中に入っていたことから、FARの勉強にもスムースに取り組めました。

英語力に関しては、TOEIC 860程のレベルでした。仕事でも英語の契約書を読んだり、メールや電話対応で使用することもありました。英語力にすごく自信があったというわけでは全くありませんが、英語に対しての抵抗感や苦手意識は特にありませんでした。

【FAR】使用した教材

  • Abitusの教科書(紙テキスト)
  • Abitusのオンライン講義
  • Abitusの問題集(WebのMC問題とTBS問題)
  • Abitusのアプリ問題集(iPhone)
  • iPhoneの写真とメモ

基本的には全科目Abitus(アビタス)の教材のみを使用しました。洋書は使用していません。アビタスの教科書(紙テキスト)とWeb問題、模試、リリース問題を使用しました。紙テキストだけで重量がありましたので、紙の問題集は使用せず、問題はすべてWebとアプリを使用したのみです。

まとめノートは作成していません。紙テキストを開いて、オンライン講義を視聴して、メモをテキスト上に書き込みました。問題はすべてオンライン上で、パソコンやiPhoneを使用して解きました。覚えたい項目は写真を撮ったり、メモをとって時間があるときにパッと見直します。

何よりおすすめしたいのが、iPhoneの写真の活用です。テキストの覚えたい個所や間違えた問題を写真やスクショで撮って、時間のあるときに見直す。また、特に試験直前は、前日や当日直前にに見直したい問題を写真で撮ってアルバムにまとめておくということです。とてもシンプルな方法ですが、ノートを作ったり問題を書き写したりすることなく、素早く保存して、素早く確認するという、全科目で使えるおすすめの方法です。

同様に、iPhoneのメモも便利です。例えば、ある問題を間違えたとします。解答を見て、その問題を解くために必要だった知識を確認した後、それを簡単に箇条書きでiPhoneのメモに書いておく。それを時間のあるときに定期的に見直したり、試験直前にさっと見直すという風に使用します。

【FAR】勉強の過程

  • 正直、一番勉強が大変だったのがFAR
  • FARのみ2回受験している
  • FAR勉強開始からFAR合格まで1年半ほどかかっている

まずFARの単位認定試験をすべて獲得することを目標に、FARのテキスト4冊を一通り勉強しました。しかしテキスト全体のボリュームがあるため、テキスト2冊目を勉強しているころには、テキスト1冊目の知識は徐々に抜け落ちてしまい、テキスト4冊目を終えたころには1冊目の知識は完全に忘れてしまっておりました。それにより途方もなさから、やる気が落ちてしまい、いつの間にか勉強時間が少なくなり、仕事やプライベートで忙しいことと重なると、ついには勉強から離れてしまう、、。

こういうパターンの人は非常に多いと思います。

私も上記のようなパターンだったのですが、なんとか立て直し、1度はFailしたものの、勉強開始から1年半で無事FARに合格しました。そしてFARの反省をふまえ、残りの3科目は1発で合格しています。

そんな反省を踏まえた勉強のコツを次にまとめています。

【FAR】おすすめの勉強方法(反省を踏まえて)

  1. とにかくFARの全体像を早く掴む
  2. 早い段階でTBSに取り組む
  3. まとまった時間を確保して、短期集中で知識を詰め込む

①とにかく全体像を早く掴んでください。単位認定試験に時間をかけすぎないでください。100%の理解ではなく、60-70%ほどの理解でよいので、とにかく次の章に進んでください。テキスト4冊の最初の1週目をとにかく早く終わらせてください。MC問題はもちろんA問題だけで構いません。単位認定試験はBやCの評価で問題ございません。1週目はとにかく全体像を早く掴むことに注力し、細かい論点は後回しにしましょう。

特にテキスト1冊目の細かい論点は、テキストを最後まで終えてから読んだ方が良く理解できます。まずは全体像を掴んでから、すなわち全体の関係性をなんとなく理解した後に、細かい論点を詰めていきましょう。

全体像掴むためのコツですが、仕分けがあるたびに、財務諸表のどこに影響を与えるか意識するのが良いです。その仕分けによって、BS項目のどこが変動するか、PL項目のどこが変動するかを常に意識することで、各仕分けと全体像の関係性が理解できます。各論点だけを考えるのではなく、常に全体像の中で、考えるというのがコツです。

②早い段階でTBSに取り組みましょう。MCの正答率を上げることに精一杯になって、TBSに殆どてをつけることなく1回目の試験に挑みましたが、もちろんFailでした。

TBSを解いて気づきますが、TBSをやることで論点が包括的に整理され、結果的にMCの正答率も上がります。MCを2-3週したら、いったんTBSも解きましょう。MCとは別の角度で各論点を考えることもできるので、より理解が深まります。最初はテキストと答えを見ながらで問題ありません。どういった問題がでるか?どういった項目を覚えればよいかを理解するのが大切です。

③短期集中で取り組みましょう。FARは問われる知識量が膨大です。1日1時間の勉強を続けても、すぐに忘れていってしまいます。可能ならどこかでまとまった時間をとって、短期的に集中して取り組むのがベストです。ダラダラと短い時間で長期的に勉強しているだけでは、なかなか知識が定着しません。

正直、私は1日MCを10問だけ解いて終わるという日々を何か月か続けていました。残念ながらそれでは合格ラインには一生到達しません。私ももちろんFailしました。覚悟を決めて1-2か月間集中的に取り組むということが求められます。特に直前期は、平日4時間、土日それぞれ10時間ほどの時間をとって挑みたいところではあります。

あとがき

以上、自分の反省を踏まえて、FAR勉強方法をまとめました。

少しでも参考になれば幸いです。頑張ってまいりましょう!

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