私はUSCPAの全科目合格後に転職活動を始めました。
転職活動を始めるにあたり、すべきことをいくつかピックアップしました。
USCPA転職マーケットの情報収集
やはりプロに聞くのが一番です。まずは転職エージェントに登録して話を聞くだけ聞いてみましょう。それもいろんな種類の転職エージェントのお話を聞いてみるのが良いと思います。例えば、アビタスの転職エージェント、会計士に特化した転職エージェント、一般的な転職エージェント（マイナビ・リクナビなど）のエージェントがあげられます。大体初回は30-60分程度でお話することになります。
転職マーケットは流動性が高いので、直近の情報を仕入れるべきです。転職のブログや転職した知り合いの話を聞くのも良いかもしれませんが、前提としてその人たちとの転職時の状況と現状は変わっている可能性が十分にあるということを念頭に置いておきましょう。
転職をするにあたって知りたい情報は次のようなものがあると思います。
- 現在どういった企業がどういった人（資格・経歴）を募集しているか？
- 転職に適したタイミングか？
- どのようなスケジュール感で選考が進んでいくか？
- 自身の経歴に応じた職位や年収はどれほどになるか？
このような話を行く中で転職に関する具体的なイメージがつき、転職をするかしないかを考えるきっかけになります。
また、そういった情報を集める中で、それぞれのエージェントの強みや担当者の雰囲気なども知ることができるでしょう。今後面接の対策など一緒に進めていくことなど想像しながら、転職エージェントを利用するかどうか、また実際にどのエージェントを利用するかを決めていくのがよいでしょう。
履歴書・職務経歴書の準備
転職活動をするにあたり、準備しなければならない資料が2つあります。
- 履歴書
- 職務経歴書
履歴書と職務経歴書の雛形も転職エージェントから送ってもらうこともできますし、各社転職エージェントのサイトから雛形をダウンロードすることもできますので、参考にするのが良いでしょう。
履歴書は、一般的なフォーマットのものだと記載内容は、学歴・職歴・取得資格といった事実情報をつらつらと記載する欄と、趣味・志望動機といった推敲が必要な文章を書く欄があります。
趣味は面接中の会話のきっかけ程度のものなのでそこまでがっつり書くことが求められるものではないと思いますが（実際に面接中に触れられたことはあまりない）、一方で志望動機は各社に合わせてしっかりと用意すべきところとなります。
よって履歴書の準備で力を入れる箇所、時間がかかる箇所は「志望動機」になります。時間に余裕を持った準備と転職エージェントに文章をチェックしてもらうなどして推敲が必要になります。
USCPAを取得してBIG4の監査スタッフのポジションに応募する場合、書く内容は次のようなものになるでしょう。
- なぜ監査法人か？（監査法人の仕事に興味をもった理由）
- 監査法人の中で、なぜその法人か？（法人の特徴と魅力）
- どのように貢献できるか？（自分の経歴と活かせる能力）
- 入所後のキャリアイメージはどのようであるか？（短期・中長期のキャリア形成）
BIG4監査法人であるならば、「なぜその法人か？」の箇所は各社の情報収集をしっかりとした上で、各社ごとに書く必要があります。一方でその他に関しては使いまわしも可能となります。何れにせよ転職エージェントや他の人に客観的な視点で確認してもらうなどして、ブラッシュアップされた志望動機を用意します。
職務経歴書は、一般的な構成としては、経歴概要、経歴詳細、取得資格、自己PRを記載するものになっています。
経歴詳細はただ事実情報を長々と記載するというよりかは、自分の経歴の中で転職先の会社に貢献できそうな職務経歴を中心に記載するのが良いでしょう。要するに「見せ方」が大事になってくる箇所です。一読して「この経歴なら弊社でも活躍できそう」と思ってもらえるような経歴を書くのが理想です。
また自己PRも作成に力を入れる箇所でしょう。自分の経歴を棚卸した後に、自分の強みをアピールできるエピソードを2つ3つピックアップして書きます。どのような業務において、どのように努力をして、どのような結果を出したか。またそれが転職先の業務においてどのように活かせるか。そのような内容を一読で理解できるように簡潔かつ説得力のある文章を書けるのが理想です。これも転職エージェントにドラフトを添削してもらうなどして、何度もブラッシュアップしていきましょう。
ここでもUSCPAを取得してBIG4の監査スタッフのポジションに応募する場合なら、経理職として数字と向き合ってきた経験、あるいは営業職でいままで経理経験がなかったとしても、数字への強さをアピールできるエピソードなども1つ入れ込むのが良いのではないでしょうか。
また監査に限らずどの業務にも言えることかもしれませんが、基本的に一人で行う仕事はほとんどなく、すべてチームで行う業務がほとんどかと思います。よって、チームワークで力を発揮した経験やコミュニケーションをアピールできるエピソードなども良いと思います。
まさに私も法人営業部署でこれまで経理経験はなかったのですが、それでも月次収支の数字を取りまとめ分析していた経験や、チームで働くなかで自分がどういった役割でチームでの仕事を円滑に進めるためにどういったことを意識していたかを話せるようなエピソードを用意していました。
まとめ
まとめると、転職活動でまず最初にすべきことは次の2点です。
- 情報収集
- 履歴書・職務経歴書の作成
またそれぞれをスムーズに進めるために、うまく転職エージェントを活用するのがおすすめです。
これらの最初の準備が終了した後は、「面接対策」となります。また次の記事でお会いしましょう。
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