【モチベーション維持】心理学本『気にしない習慣』から学ぶ、勉強との向き合い方

モチベーション維持

たまたま書店で見つけて手に取って、ついつい買ってしまった本があります。

心理学者 内藤誼人(2022)『気にしない習慣』です。

イライラ、不安、悩みといったネガティブな感情を捨てて、余計なことに気にせず生きていこうという趣旨の本でした。おそらく、「人間関係に悩んでいる人」に向けて書かれた本ではあると思うのですが、「勉強で悩んでいる人」にも適用できるようなフレーズがたくさんありましたので、一部紹介していきたいと思います。

  • まずは「とんでもなく簡単なこと」から始めよう

何かを始めるとき、まずはとんでもなくハードルを下げることが大切です。

これはまさに勉強にも当てはまると思います。

いきなり応用問題を解いたりとか、今日は100問解こうとか、高すぎるハードルを設定しても、毎日は続きません。

とりあえず「テキストを1ページ開く」とか、「問題を1問だけ解く」とか。それでいいのです。それをきっかけに、徐々にエンジンがかかって、いつの間にか集中して勉強しています。

1つ、おすすめの「とんでもなく簡単なこと」があります。
それは問題を解くことではなく、問題を解かずに「問題と解説を読む」ことです。

仕事が疲れて今日はやる気がでない。帰りの電車の中で勉強をする気力がない。そういうときは、私は問題を解かずに、問題と解説をただただ読んでいました。

USCPAの勉強では、過去のリリース問題のMC問題のPDFをiPhoneに入れておいて、電車の中でひたすら読んでいました。朝の電車や帰りの電車でなかなか集中して問題を解くことができないタイミングでは、問題を解かずに読むのです。ただテキストを眺めて読むよりも、問題と解説のセットの方が覚えるポイントが明確で、記憶に定着しやすいように感じました。

勉強のハードルが高いと思った気分のときには、この方法がほんとにおすすめです。

  • 意外とあなどれない「ワクワクしてきた!」の言い聞かせ効果

緊張したり焦ったときに、「落ち着け」というよりも「ワクワクしてきた」という方が、パフォーマンスがよくなるという実験結果があるようです。

物事の捉え方をポジティブに変えるだけで、アウトプットまで向上するわけですね。

試験中に焦ったりするタイミングありますよね。難しい問題に直面した時、初見の問題に直面した時、予想以上に時間が経っていた時、、、、

そんなときには「落ち着け」ではなく「ワクワクしてきた!」と言い聞かせるのが良いのかもしれません。厳しい状況をいっそ楽しんでしまうことができたら、何事もうまくいきそうですね。

  • 「人の目」をモチベーションに変えてしまう

アメリカでは臓器提供のドナーがなかなか増えなかったようですが、フェイスブックが仕様を変更し、自分のプロフィール欄で臓器提供者かどうかを、他の人が見れる状態にした結果、臓器提供者の数が爆発的に伸びたようです。

人の行動は、他からどのように見られるか?ということと直結しています。

他人の目線をモチベーションに変える方法は勉強においても可能です。

特にSNSを使用した方法があります。例えば、SNS上で勉強を始めたことや目標を宣言する。あるいは、勉強時間を毎日呟く、ライブで自分が勉強しているところを公開するなどです。他にも、合格したときにSNSでそれを公に発表することを想像することもモチベーションに繋がります。

人前で勉強するというのも「人の目」をモチベーションに変えた勉強法です。例えば、予備校の自習室での勉強、図書館での勉強、カフェでの勉強。

私もずっとカフェで勉強していました。

というのも、家で在宅勤務をしていた時、仕事と勉強の切替が難しいと感じた時期がありました。さっきまで仕事をしていた机で、すぐに勉強に切り替えることが気分的に難しいと感じたのです。それからは仕事が終わるや否や、すぐに家を出てカフェに向かいました。

カフェに行ってしまえば、周りに勉強している人もいますので、自然と頑張ることができました。

  • 昔と比べて「成長している自分」を認めよう

自分で自分を認めてあげるのも非常に大切だと思います。

そして、人と自分を比べるのではなく、過去の自分と今の自分を比べてあげるのです。おそらく、昨日よりも今日の方が知識量は多く、たとえ少しであっても前に進んでいるはずです。

勉強しているときに、どこで聞いたか覚えてないですが好きな言葉がありました。

「たとえ少しであっても、昨日よりも今日の方が合格に近づいている」

たった1問解いただけであっても、昨日よりも今日の方が合格に近づいているのです。

この言葉が誰かの励みになれば幸いです。

一歩一歩、頑張っていきましょう。

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