【USCPA】AUDの勉強、絶対に押さえておきたいポイント3選

AUD勉強法

沼にはまってしまう人も多いAUDの試験ですが、私が受験をした上で本当に重要だと思ったポイントを3点に絞って紹介します。

おそらくAUDを勉強したことのあるほとんどの人がどこかで聞いたことがあるような、本当に基礎的なポイントのみです。紹介するポイントは何度もどこかで言われてきたことであると思いますが、あえてここでも言わせてください。裏技はなく、基礎をしっかり押さえることが大事だと思います。

受験の順番

まず前提として、受験の順番を紹介します。私はFARの次の科目としてAUDを勉強しました。FARの次はBECが王道かと思いますが、次の2点の理由からAUDを2科目目に設定しました。

  • 全体のボリュームが小さいこと
  • FARの知識で解ける問題があること

FARというUSCPAの科目の中で最もボリュームが多い科目の後に、それに次ぐボリューム量のBECの勉強に続けて取り組むよりは、一旦ボリュームの少ないAUDの勉強に取り組む方が心理的なハードルが低いと思いました。

またAUDでは仕分けの修正問題や、後発事象に関する問題がありますが、それは殆どFARの知識で対応できますので、FARを学び記憶が残っている状態でAUDに取り組んだほうが良いという話を聞いたからです。

使用した教材

  • Abitusの教科書(紙テキスト)
  • Abitusのオンライン講義
  • Abitusの問題集(WebのMC問題とTBS問題)
  • Abitusのアプリ問題集(iPhone)
  • iPhoneの写真とメモ

FARと同様に、使用したのはAbitus(アビタス)の教材のみです。ただひたすらにアビタス原理主義です。洋書は使用せずに、また特に監査に関係した本も読まずに、アビタスのテキストと問題集と模試とリリース問題のみを使用しました。

iPhoneの使用方法などはFARと同様です。以下の記事もご参考ください。

さていよいよ、AUD攻略のポイントを述べていきます。

【AUD攻略ポイント】各レポートの構成を暗記する

各監査レポートの暗記は必須ですが、とはいえ私は一言一句覚えたというわけではありません。
暗記するポイントは次の通りです。

  • 段落ごとに、レポートの構成の順番を覚える
  • 各段落にどのような内容が書いてあるかざっくりと覚える

各レポートの「構成の順番」と「段落ごとの内容」にまずは焦点を当ててしっかりと暗記しましょう。レポートごとによって異なる細かい表現の違いなどは、その後で詰めていくことです。

レポートの冒頭から一言一句覚えるというのは、確かにすごいことではありますが、とても労力のかかることです。始めからそれほど大変な作業に取り組む前に、まずは上記2点をしっかりと押さえて、各レポートごとにそれを説明できるようにするのが良いと思います。それだけでMCまたTBSに十分に対応できるはずです。

【AUD攻略のポイント】監査プロセスのどこの手順なのかを考える

Abitusのテキストでいうと<財務諸表監査のプロセス>として、AUDテキスト1冊目の冒頭でまとめられているページがあります。まず次のプロセスを暗記します。

①Acceptance of the engagement

②Audit planning

③Performing tests of controls

④Performing substantive test

⑤Completion of the audit

⑥Audit report

そして、MCの選択肢に出てくる監査手続きが上記のプロセスの中のどの段階で実施されるものなのかを常に考えてください。そしてその手続きを何のために行うかも。

これはすごく当たり前のことを言っているのですが、これを徹底してください。勘違いをしたり、選択肢の英文の捉え方を間違えたりしないように何度もMCで練習しましょう。

次で話すポイントにも関連します。

【AUD攻略のポイント】間違いの選択肢も、なぜ間違っているか考える

AUDの勉強法ではこれが最もよく聞く話だと思います。合格体験談などでは毎回絶対誰かが言っているでしょう。AUDではやはりそれほど重要なことなのだと思います。

MCを解くときに選択肢が4つありますが、正解を選ぶだけでなく、他の選択肢がなぜ間違っているかもよく考えてください。その時に、すべての選択肢の監査手続きが、監査プロセスのどの段階で実施される手続きか、またそれが何のために行われるべきかをよく考えましょう。

理解が曖昧だと思ったら、テキストを開いて確認しましょう。この勉強法をすると、最初は多いときでMC1問で4回テキストを開いて確認することになりますが、1問で4つの知識を得ることができるということです。お得なことだと考えて、面倒がらずに丁寧に1問1問進めていくのが、長期的に見たときに自分のためになるのです。

計算問題の多いFARに比べて、AUDは圧倒的に文系科目です。問題文や選択肢を精読し、最も適切と思われる解を選ぶのです。ただ無心に、MCの正答率と回転数のみを意識するだけの勉強法は即刻に改めるべきなのです。

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